2025年1月に、広瀬すずさんと松山ケンイチさんの主演でドラマ放送が開始した「クジャクのダンス、誰が見た?」です。
浅見理都さんの漫画が原作となっていますが、「イチケイのカラス」とは違ったサスペンスミステリーのお話です。
警察官だった父が殺された。逮捕されたのは、父がかつて逮捕した殺人犯の息子。事件はそれで終わったはずだった———。
しかし、父の手紙が見つかったことから事件は再び動き出す。
父を殺したのは、いったい誰だ⁈
父を殺された大学生と、なぜか巻き込まれた弁護士が真犯人を探す物語です。
原作漫画は「このマンガがすごい!2024 オンナ編 第4位」も獲得していて、かなり話題の作品となっています。
ドラマが放送されるとなると、気になるのは、
原作漫画は完結しているのか?
最終回はどうなっているのか?
という、結末やネタバレについてではないでしょうか。
そこで今回は「クジャクのダンス誰が見た完結してる?犯人ネタバレや最終回結末は?」と題してお届けします。
ぜひ最後までご覧になってください。
クジャクのダンス誰が見た完結してる?
連載掲載紙は講談社Kissです。最新号2025年2月25日発売のKissでは、第30話「お父さんへ」が掲載されています。
この第30話は最終回で、「クジャクのダンス、誰が見た?」は完結したようです。
ただ、犯人は分かったものの、個人的にすっきりしない最終回でした。
後日談のお話があるといいなと思っています。
クジャクのダンス誰が見た犯人ネタバレや最終回結末は?
原作漫画の第29話までで分かっていることをネタバレでお伝えしたいと思います。
細かいネタバレが嫌な方は、これ以上読み進めないようお願いします。
山下春生殺害の真犯人は…
2025年2月25日発売の掲載紙Kissで、犯人が分かりました。
22年前の東加山事件が関係しているようですよね。
ただ、どんな風に関係しているのかはまだ明らかにはなっていません。
漫画を読んでいて、怪しいと感じる登場人物が何人かいます。
山下春生殺害の真犯人?(漫画の最新第29話で分かっていることもお伝えしています!)
・赤沢京子(赤沢刑事の妻)
お話のはじめから、心麦を見守っているような赤沢京子でしたが、
最新29話で、心麦に対して「娘を…刺せるわけない」とこぼしました。
・帽子の男→鳴川先生
東賀山事件を捜査・起訴した主任検事。以前は「紺野徹」だった。
・今まで登場しなかった人物?
この中に真犯人がいる可能性が高いですが、はっきりとした結末までは29話では語られませんでした。
結末がかなり気になるところで終わっています。
そのほかネタバレ(閲覧注意)
結末に繋がるようなネタバレもそれぞれお伝えします。
東加山事件
死刑判決を受けている「遠藤力郎」は冤罪。
事件当時、第一発見者であった遠藤力郎は、警察に厳しい追及をされても「やっていない」と主張していました。しかし、自分のせいで息子(遠藤友哉)までも警察の厳しい追及にさらさていることを知り、「やった」と嘘の自供をしてしまいました。
山下春生殺害と同一人物なのかは分かりませんが、遠藤力郎が冤罪であれば、その息子がわざわざ山下春生を手にかけることは違和感ですよね。
別に真犯人がいることは確かです。
そしてその真犯人として疑わしいのは、山下春生の手紙に書かれていた人物たちです。
その人物たちについてのネタバレは後述しているのでそちらをご覧ください。
山下心麦の出生
主人公である山下心麦は、東加山事件での生き残り「林川歌」だったのです。
誕生日も年齢も全然違いますが、
林川歌 :2000年1月生まれ
山下心麦:2001年2月生まれ
どうにかして山下夫妻の子どもになっています(方法は別のネタバレにあります)。
林川歌の戸籍がどうなったかは分かりませんが、山下心麦として戸籍が作られているので、戸籍上で養女という記載はありません。
ラーメン屋のおっちゃん染田
「山下春生の手紙を偽造した」と警察が自宅に来ます。そのときに誰かに電話しているのですが、その相手は分かりません。
警察署の取調室で赤沢刑事から取り調べを受けているときに、廊下を通りかかった遠藤友哉と目が合い、「山下さんの手紙を偽造したのは…俺です…」と証言してしまいました。
遠藤友哉と染田との関係性は分かりませんが、遠藤友哉の目に対して染田が何かを感じたのでしょう。
ただ、視線だけではありますが、容疑者同士がこのように接触できる状況には個人的に違和感を感じました。
そのあと染田は、たまたま会った心麦に嘘をついてしまったと話します。その直前に「約束が違うじゃないですか」と誰かと話していますが、その相手が誰なのかは分かりません。
話を聞いた心麦が弁護士の松風と一緒に警察へ行こうと松風の事務所に行っている間、染田は行方が分からなくなります。
そしてなんと、河川敷で倒れて亡くなってしまいます。
これが、事件なのか事故なのか、本人の意思によるものなのかは不明です。
ただ亡くなる直前の染田の心情が描かれていて、染田はみんなに謝っています。
「みんなごめんよぉ… 本当のこと 言えなくて…… 間に合ってくれよ…」
という意味深な思いを読者に託してこの世を去ってしまいました。
阿南検事が連絡を取っている帽子の男
染田が警察に捕まる話の最後に、リュックを背負った人物が登場します。
この人物が、阿南検事が連絡を取っている帽子の男と同一人物なのかは分かりません。
ですが、帽子の男はラーメン屋にもいたので、関係はあるかと考えられます。
帽子の男は染田に「山下春生から聞いた話や行動を報告する」よう依頼しています。
その理由を「山下さんや娘さんの身を守るためと…私も聞きました」と染田に話していますが、1千万円とクスリを渡しており、善意で動いているとは思えない人物です。
松風義輝の父
母子家庭で育っている弁護士の松風義輝の離婚してしまった父親(久世)はなんと、警察官だったんです。
しかも、話のカギを握っていそうな赤沢刑事と一緒に働いていたことがありました。
犯人を捕まえることが重要と考える赤沢刑事とは違った方向性で正義感が強く、真摯に事件に向き合うタイプの刑事だったようです。
久世は窃盗で逮捕され警察を辞めることになりましたが、久世自身が話す事件の詳細では、誰かに陥れられたような印象でした。
赤沢刑事が絡んでいるのかは不明です。
神井という男
お話の当初から登場し、何かを知っているような動きをしている週刊ジダイの記者:神井です。
なんと神井は山下春生殺害の容疑者である遠藤友哉と幼馴染だったのです。
幼馴染という情で真実を追求しているわけではなさそうですが、遠藤友哉からの信頼はそのためだと思います。
神井は遠藤力郎が捕まったことに対して「なぜあんなことをしたのか」知りたくて文通をしていました。
記者としての原点を作ったのは遠藤力郎と語ります。
その文通のなかで、遠藤力郎が犯人ではないと思える「気になることが2つ」出ています。
・林川安成からお金を借りてはいたが、ほとんどあげる形で、催促もされていなかった。
モメていないのに、その理由で殺すのだろうか?
・家族構成を知っているにもかかわらず、なぜ林川歌だけ手にかけなかったのか。
遠藤力郎は事件当日、林川安成と赤ちゃんを抱いた女の人を見ていた…
山下春生の手紙に列挙されていた名前
・三木田辰雄
遠藤力郎の元弁護人。山下春生に松風弁護士を推薦した。
心麦と松風は、東加山事件の被害者一家についての情報提供をしてもらいました。
・津寺井幸太
林川歌を引き取った親戚。
林川歌の写真を心麦たちに見せていますが、その林川歌は偽物です。
津寺井が誰かに向かって「話がちがう!歌のことは大丈夫ってアンタが言ったから!」と電話していますが、逆にその人物に「染田がどうなったか知ってるだろう…?」と言われており、染田との繋がりも垣間見えています。
・廣島育美
赤沢刑事の妻である赤沢京子の友人であり、現在は認知症を患って施設で生活しています。
会いに行った心麦に対して「オカちゃん」と呼び、渡さなきゃいけないものがあると言って、ウサギのぬいぐるみを渡しました。
そのとき「私…あの半年間が一番幸せだった。あれがあったから生きてこれた。これは歌ちゃんに…」と言ったのです。
・阿波山京一郎 ・高畑まのか
山下心麦の母子手帳に「分娩取扱者」として記名されている医師と助産師です。
何かやましいことがあり、生き残りの「林川歌」を「山下小麦」へ偽造しました。
心麦たちが会いに行ったあと、自宅が家事になり死亡しています。
赤沢京子
心麦に対して1億円が預けられている通帳を渡します。
最新29話では、長年連れ添った夫の赤沢刑事に睡眠薬を飲ませて、自殺と見せかけて自宅ベランダから落としました。(下停まっていた車の上に落ち、赤沢刑事の生死は不明です)
そのときの赤沢京子の顔は無表情で、赤沢刑事に同情を覚えました。
赤沢京子は、東賀山事件も山下春生殺害事件でも重要人物と考えて間違いないでしょう。
クジャクのダンス誰が見た完結してる?犯人ネタバレや最終回結末は?まとめ
いかがでしたでしょうか。
「クジャクのダンス誰が見た完結してる?犯人ネタバレや最終回結末は?」と題してお届けいたしました。
「クジャクのダンス、誰が見た?」原作漫画は完結しました。
2025年2月発売の掲載紙でも犯人が分かりました。
これまでにいくつかネタバレがあったのでそれもお伝えしました。
原作漫画の最終回は来月と予告されていました。
結末が気になるお話ですよね。
漫画もドラマもハラハラ楽しみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。