子育て世帯や妊娠中の方にとって、少しでもお得に生活できる制度はとても助かりますよね。
その一つとして「子育て支援パスポート」があります。
このパスポートを利用すると、協賛店舗や施設で割引や特典を受けることができます。
今回は、その取得方法やアプリについて詳しく解説します。
子育て支援パスポートとは?
子育て支援パスポートは、各都道府県が発行する支援制度で、全国共通のロゴマークがある協賛店舗や施設で、割引やサービスを受けられる仕組みです。
2017年4月から全国共通展開が開始され、どの都道府県で発行されたパスポートでも、全国の協賛店舗で利用できるようになりました。
子育て支援パスポートのもらい方
1. 各自治体の窓口で申し込む
多くの自治体では、市区町村の役所や福祉課などで紙のパスポートを配布しています。
役所の窓口で申請し、その場で受け取ることができます。
2. オンラインで申し込む
一部の自治体では、オンライン申請が可能な場合もあります。
自治体の公式サイトにアクセスし、必要事項を入力して申し込むことで、パスポートをダウンロードできるケースもあります。
3. スマートフォンアプリを利用する
最近では、デジタル版の子育て支援パスポートを提供している自治体が増えています。
専用のスマートフォンアプリをダウンロードし、登録を行うことで、スマホ上でパスポートを提示できるようになります。
子育て支援パスポートで受けられるサービス
子育て支援パスポートを提示すると、以下のようなサービスを受けることができます。
ショッピング
- スーパー・ドラッグストアでの割引(例:○○スーパーで毎週水曜日5%OFF)
- ベビー用品店での割引(例:おむつやミルク用品10%OFF)
- 子供服・玩具店での割引(例:特定ブランドの子供服が20%OFF)
飲食店
- ファミリーレストランでの割引(例:キッズメニュー半額)
- カフェでの特典(例:キッズドリンク無料サービス)
- フードコートでの特典(例:お子様セット100円引き)
交通機関・移動サポート
- バス・電車の子ども運賃割引(例:小学生以下無料)
- タクシーの割引(例:子育て世帯向け10%OFF)
- 駐車場の優待(例:ショッピングモールの駐車料金2時間無料)
医療・健康
- 小児科・歯科での診察料割引(例:初診料無料)
- 調剤薬局での優待(例:薬代の一部負担)
- フィットネスクラブでの特典(例:親子での体験レッスン無料)
レジャー・娯楽
- 動物園・水族館の入園料割引(例:大人料金10%OFF、子ども無料)
- 映画館のチケット割引(例:親子で500円引き)
- 遊園地・テーマパークの優待(例:フリーパス割引)
子育て支援施設
- 一時預かり保育の料金割引(例:1時間ごとに100円引き)
- 子育て支援センターでの無料イベント参加
- ベビーカー・チャイルドシートのレンタル料金割引
便利なアプリについて
全国各地で子育て支援パスポートをデジタル化するアプリが提供されています。
1. とうきょう子育てスイッチ(東京都)
東京都では、「とうきょう子育てスイッチアプリ」を提供しており、近隣の協賛店舗の検索や最新の子育て情報をチェックできます。
- ダウンロード方法
- iPhone:App Storeで「とうきょう子育てスイッチ」と検索
- Android:Google Playで「とうきょう子育てスイッチ」と検索
2. きょうと子育て応援パスポート(京都府)
京都府では、「きょうと子育て応援パスポートアプリまもっぷ」を提供し、GPS機能を活用して近隣の協賛店舗や支援施設を確認できます。
3. おでかけるんだパス(高知県)
高知県では、「おでかけるんだパス」というアプリを提供し、協賛店舗の検索やお得な情報の受信が可能です。
4. チーパスアプリ(千葉県)
千葉県では、「チーパスアプリ」を提供し、地域の協賛店舗情報やイベント情報を配信しています。
5. なら子育て応援アプリ(奈良県)
奈良県では、パスポート機能だけでなく、妊娠・育児の情報も一括で得られる「なら子育て応援アプリ」を提供しています。
6. こどもみらい応援アプリ(愛知県)
愛知県では、「こどもみらい応援アプリ」を提供し、パスポートの電子化に加え、行政からの子育て支援情報の配信機能も備えています。
まとめ
子育て支援パスポートは、全国で利用できる便利な制度です。
自治体の窓口やオンラインで取得でき、スマートフォンアプリを活用すればさらに便利に利用できます。
飲食、ショッピング、交通、レジャー、医療など、多くの分野で優待が受けられるので、ぜひ活用してみてください!